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カート

カートは空です

買い物を継続

春が待ち遠しい。私の楽しみは、春の雨。仕事終わりの雨夜に旦那さんとカッパを着て、散歩や走りに行く。本当に自由を感じる時間。やみつきになる。

すれ違う人たちは、鞄が濡れないよう、傘の中。

雨の日は、荷物が多くなって、あまり好きな日ではなかったけど。何も持たずに、濡れた世界を歩いていると生きてるって感じがする。土の匂いがする。花の匂いがする。顔が濡れても、それも心地いい。

今朝は秋晴れ。カッパの出番はない。秋は本の世界がある。今日のお香は、空間が緩むような甘さの香り。煙も美しい。インセンスライトの灯りの隣で、私の本の時間は溶けていく。

---- 外資系商社 48歳

この日々を寄稿くだ去った方の選書:
52ヘルツのクジラたち / 町田そのこ

"52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる。"

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